『西遊記はじまりのはじまり(原題:西遊記・降魔編)』鑑賞

『西遊記はじまりのはじまり(原題:西遊記降魔編)』を観に行ってきました!
http://saiyu-movie.com/index.html


<以下ネタバレ三昧>




チャウ・シンチーの映画は笑える映画ってイメージがありますよね?
一般的に日本で有名なのは『少林サッカー』や『カンフーハッスル』ですが、

その他にも『唐伯虎(邦題:詩人の大冒険)』や

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チャウ・シンチー、コン・リー 他

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『鹿鼎記(邦題:ロイヤルトランプ)』(1・2)などは面白くて大好きです。

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それからチャウ・シンチー自身が孫悟空を演じた映画は過去にあります。
邦題で『チャイニーズ・オデッセイ』(1・2)という映画がそれです。

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その『チャイニーズ・オデッセイ』での孫悟空は私が今まで持っていた孫悟空のイメージを
見事に裏切ってくれました。
なんていうか獰猛で仏僧と旅をするなんて出来るのか?っていう位のキャラでした。
考えてみたら仏や玉帝に喧嘩売るような猿ですから当然と言えば当然ですが。

なので以前今回の『西遊記・降魔編』のスチール写真を見た時、
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「あぁ、チャウ・シンチーはまた孫悟空を獰猛で危険な猿にするんだなぁ」と感じてました。

さて…長々と前置きしましたが…。
実際見た感想は、これって三蔵法師(になる前の玄奘)が主人公なんだね(笑)。
これも考えてみたら実際に玄奘が天竺にお経を取りに行った史実があって
それを素に『西遊記』は作られたんだからこれも当然っちゃ当然なんだけど…。

よく知られる『西遊記』の三蔵法師は幼い頃から仏門に入り目覚ましい進歩と悟りで
成人する頃には深く仏法を理解していたという風に描かれることが多いのですが
この映画の玄奘は全く知識も悟りもなくただ人を救いたい一心で妖怪退治をしています。
しかもその方法は殺して退治というより更生させて解決するというものです。
これは彼の師父の教えで彼もそれに共感して師事したようなのですが
これは本当に難しい事です。
そのこと自体も難しいのに目の前で愛する家族を喰われたり殺されたりした人の前で
それを実践しようとするわけですから当然うまくいきませんしその前に妖怪を捕まえる事
すらできません。
しかも師父によると妖怪もまた過去にとても辛い事があって妖怪になったらしく
玄奘はその妖怪も救いたいのです。でも民も妖怪も両方とも救う事ができない。

その自身への苦しさや悔しさや悲しみを師父に話しながら泣きじゃくる玄奘。
それを優しく慰めながらも進むべき道を諭す師父。
いいなぁ…。

最近は昔より少し強くなったのでなんとかやっていますが
他人(家族であれなんであれ)の前で泣きじゃくるという事はありません。
映画やドラマを見てる時は本当に涙腺は緩いんだけど、それ以外のリアルな
生活において泣くという事はありません。というより泣けません。

中国ドラマや映画を見て新鮮に思ったのはどんなに強い英雄でも泣く時は泣く事です。
そして周囲も普通にそれを受け止めている様子なところです。
特に良い関係の師弟の間では弟子はけっこう師父の前で泣きます。
他の西遊記でもあの仏や玉帝に喧嘩売って一歩もひかない孫悟空が三蔵法師の前では
泣きじゃくったりします。

少し羨ましい気がしました。

玄奘は愛する女性を目の前で孫悟空に殺されました。
猪八戒や沙悟浄はまだ生前の因縁があるので気持ちもわかりますが
この映画の孫悟空は本当に命を奪う事に対してなんら罪悪感も持たず
当然一般的な善悪の観念もありません。狡猾で残忍で獰猛です。
それでも玄奘は孫悟空を許し彼を弟子にするのです。ものすごい難しい事です。
凡人なら絶対に許せないし怒りで我を忘れてもおかしくない状況です。でも彼は違った。
その辺の悟りの経過が映画では上手く表現できずにいた気がしてそこが
消化不良に感じる人も多いかも知れません。



で!

この映画で私が笑ってしまったのはあの太っちょのおばさんなんかじゃありません!
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この人!
演じるのは台湾のトップアイドルスターなんですが、そんな事もどうでもいい!
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顔色悪いのよ!でゴホゴホ咳するのよ!で飛刀が武器なのよ!!
そんなにゴホゴホしたいなら髪の毛クルクルしとけよ!!
誰だよ!古龍臭プンプンするキャラ考えたの!?誰得だよ!?

それから退魔大典の奥義書(という名のわらべ歌の本)。
わらべ歌の本って、アンタそれ九陰神経かよ!?黄蓉のママの差し金ですか!?
兒歌三百首師父
しかも『カンフーハッスル』みたいにドヤ顔で出すなよ…。

それと、冒頭の沙悟浄の件…。わらべ歌で妖怪を改心させようと必死で歌う玄奘に
痺れを切らした沙悟浄がフルボッコにするシーン…。
思い出すわぁ…。昔孫悟空も三蔵の歌にキレて殴ってたっけ…(遠い目)。
やっぱ三蔵は歌うとフルボッコってのは鉄板パターンなのかも知れません(笑)。

やはり笑うツボが他の人と違っていたかも…w

孫悟空という意味では原題の『降魔編』というのがわかりやすいかも。
孫悟空が“魔”なわけです。その“魔”をいかに三蔵が“仏”に導くのか。
そういう意味で続きが見たい映画です。

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どぅいちゃん

Author:どぅいちゃん
『射雕英雄伝』を見て武侠の世界に嵌りました。
パパこと東邪・黄薬師に心を奪われ、それ以来武侠の「イカレオジ専」担当です。
リアルな武侠仲間がいないのを憂いて、ゲリラ的に武侠布教活動を行っております。

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